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2008年07月16日(水) 00時00分

違法生コン 改修基準 国に要請へ読売新聞

県と5市

 藤沢市の「六会コンクリート」が日本工業規格(JIS)で認められていない生コンを製造していた問題で、同市や横浜市など5市と県でつくる「六会コンクリート問題連絡調整会議」の初会合が15日開かれた。問題の生コンの使用状況に応じ、部分的な補修、大規模な改修、解体——などの是正方法を施工業者らに求める基準を国に明示するよう要請することで意見が一致した。コンクリート表面がはがれ落ちる「ポップアウト」への対応についても、国に統一的な見解を求める声が強かったという。

 一方、同社が所属する県生コンクリート工業組合(横浜市)の調査対策委員会も初めて開かれ、池田尚治委員長(横浜国大名誉教授)は、問題の生コンの強度などの実証実験を行うことを明らかにした。実験は半年以上かかるとみられ、問題の生コンの強度やポップアウトが起きるかどうかなどについて調べる。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20080716-OYT8T00042.htm