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2008年07月16日(水) 00時00分

液体かけられ被害相次ぐ 読売新聞

小田原

 小田原市内で昨年11月から今月にかけ、家の中にいる男女が窓越しに洗剤や尿などの液体をかけられる被害が30件発生している。小田原署は、手口が似ていることから同一犯とみて、暴行と住居侵入容疑で捜査するとともに、戸締まりの徹底を呼びかけている。

 発表によると、被害者は10〜60歳代の女性が中心で、男性も数人いる。トイレや風呂場、台所などにいた際、無施錠の窓越しに洗剤容器のような物で顔や衣服などに液体を浴びている。液体の種類は水で薄めた洗剤や尿などで、有害な薬品ではなく、けがはないという。

 最初の被害は昨年11月15日午後6〜9時ごろ、酒匂川左岸の南鴨宮や飯泉、成田地区などで4件発生。今年6月10日夜にも同じ地区で連続4件発生した後は沈静化していたが、今月12日深夜、成田地区で30歳代の女性が自宅脱衣所で洗顔中、開いていた窓の網戸ごしに水のような液体をかけられたという。

 今年4月には、被害者が、液体をかけられた直後に30〜40歳代でニット帽をかぶった男が走って逃げるのを目撃している。同署では「窓の開けっ放しは不用心」と注意を呼びかけている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20080716-OYT8T00050.htm