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2008年07月16日(水) 17時57分

全国一斉休漁、宮崎の場合ツカサネット新聞

7月15日、宮崎県漁業協同組合連合会でも、一斉休漁に入った。
宮崎県内19の漁協に所属する約3000隻の漁船が操業を停止し、燃料価格高騰による経営危機を世論に訴えた。

私は、宮崎市の青島漁港に足を運んだ。
朝から休漁した漁船約70隻が停泊していた。港は歩く人も少なく、ひっそりとしていた、宮崎市漁協直営のレストラン及び直売センターは、水揚げがないため臨時休業した。

東京・日比谷公園では、漁民ら約3600人が集まり、政府・与党に燃料費高騰分の補てんなどの緊急支援策を求める決起集会を開いたが、今回の一斉休漁で、漁民たちの訴えは国に届いたのだろうか。

原油高騰のあおりを受けている業界は他にも存在するが、海洋国・日本において、食卓に魚が出なくなると、やはりさびしいものがある。経営危機にあえいでいる漁民たちの「どげんかせんといかん」という声を、政府はきちんと受け止め、何らかの対応をしなければならないだろう。


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(記者:冴羽涼)

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