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2008年07月15日(火) 23時03分

東工大で光エレクトロニクス展−実験や展示で先端技術を紹介自由が丘経済新聞

 東京工業大学百年記念館(目黒区大岡山2、TEL03-5734-3340)で7月17日より、特別展示・講演会「光で拡がるネットワーク−レーザと光通信−」が開催される。

 同展では、光通信を支えるレーザーとそれをメーンとする光エレクトロニクスの世界を、同大がこれまで行ってきた研究も交えながら実験コーナーや展示などで紹介するもの。実際の半導体レーザーや光ファイバー、多くの情報を速く遠くまで送る光通信の仕組みを実験形式で見せるほか、最先端光エレクトロニクスの大型展示として一般向けでは国内初公開となる三菱電機の「レーザテレビ」(23日〜25日)、NHK放送技術研究所の「スーパーハイビジョン」(24〜26日)の展示も行う。

 18日には、小・中学生から一般までを対象に、お茶や軽食をとりながら光エレクトロニクスの世界を語り合うワークショップ「サイエンスカフェ」(18時〜20時)も開催。同企画は、学外の一般参加者を対象に毎回異なるテーマで定期的に開催されているワークショップで、今回は総合理工学研究科の学生たちが講師となり実験形式で光通信の原理をわかりやすく紹介。参加者は、マイクで録音した音声をスピーカーへ飛ばすという光を利用したワイヤレス通信を体験できる。

 同展関係者は「皆さんにとって身近な技術でありながら、今まで目にしたことや触れたことのない世界だと思う。実験コーナーや大型展示を通して光通信の世界を知っていただければ」と話す。

 開館時間は10時〜17時。今月26日まで。「サイエンスカフェ」への参加申し込みは、名前・連絡先を明記の上、メール(centcafe@jim.titech.ac.jp)またはFAX(03-5734-3348)で受け付ける。定員は60人。

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