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2008年07月15日(火) 18時40分

中国の大阪総領事が交通事故死—帰国中、河北省でサーチナ・中国情報局

 15日付中国網(チャイナ・ネット)は、中国の駐大阪領事館からの情報として、帰国中の羅田広総領事が11日、交通事故で死亡したと伝えた。総領事以上の官職の中国の駐日本外交官が任期中に死亡したのは初めてという。

 中国外交部新聞司(報道局)によると、羅総領事は仕事の都合で帰国した。事故の具体的状況は明らかでないという。知人によると、羅総領事は5月12日に四川大地震が発生して以来、義援金に対応する仕事などで、多忙を極めていたという。

 羅田広総領事は1952年12月生まれの55歳。対日外交畑を歩み、1979年に大阪領事館に赴任したのを皮切りに、長崎総領事館の領事、札幌総領事、大使館付参事官を歴任するなど、外交官として日本滞在が長い。1999−06年は本国で外交部領事司副司長、同司長を務め、2006年2月から現職。

 写真は、四川大地震の被害に対する義援金寄付で大阪総領事館を訪れた橋下徹大阪府知事(中央)と平松邦夫大阪市長(左端)に謝意を伝える羅田広総領事(右端)。6月3日撮影。(編集担当:如月隼人)

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