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2008年07月15日(火) 20時18分

殺人事件で異例の「即日判決」…宇都宮地裁読売新聞

 宇都宮地裁で15日、殺人事件の初公判から判決までを1日で済ませる異例の「即日判決」があった。

 最高裁によると、裁判員制度を見据えて公判前整理手続きが導入された2005年11月から、最新データをまとめた今年5月末までの間に、殺人事件で同手続きを経て即日判決となったケースはないという。

 裁判では、一人暮らしの母親を絞殺し、殺人罪に問われた住所不定、無職小林聖一被告(46)に対し、井上泰人裁判長は、懲役12年(求刑・懲役15年)の判決を言い渡した。

 小林被告の裁判では、宇都宮地裁、宇都宮地検、被告の弁護人が、公判前整理手続きを4〜6月に計3回実施。事実関係に争いがないことを確認し、即日判決に合意した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000056-yom-soci