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2008年07月15日(火) 19時55分

<名誉棄損>彦根市長を「バカ市長」とした新潮社の賠償確定毎日新聞

 週刊新潮に「バカ市長」と題する記事を掲載され名誉を傷付けられたとして、滋賀県彦根市の獅山向洋(ししやまこうよう)市長が発行元の新潮社に2200万円の賠償などを求めた訴訟で最高裁第3小法廷(藤田宙靖=ときやす=裁判長)は15日、双方の上告を退ける決定を出した。新潮社に22万円の支払いを命じた2審・大阪高裁の逆転判決(07年12月)が確定した。

 2審判決によると、元検事で弁護士の獅山市長は06年10月の定例記者会見で「職員の公務外の飲酒運転に報告義務を課すのは憲法違反」と発言。同誌06年11月9月号は「『バカにつける薬』は、発見されていない」などと報じた。1審・大津地裁判決は07年7月「論評の域を逸脱したとは言えない」と請求を棄却したが、2審は「全人格を否定したととれ、論評の域を逸脱した名誉棄損に当たる」と判断した。【北村和巳】

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