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2008年07月15日(火) 20時10分

「ひかり電話」不明確な料金表示、NTT東西に排除命令読売新聞

 光ファイバーを使ったIP(インターネット・プロトコル)電話サービスの料金を明確に表示しなかったとして、公正取引委員会は15日、NTT東日本(東京都新宿区)とNTT西日本(大阪市)に対し、景品表示法違反(有利誤認)で排除命令を出した。

 公取委によると、両社のIP電話サービス「ひかり電話」を利用する場合、光ファイバー通信サービスの利用料を支払う必要があるが、両社はこうした利用料を表示しなかったり、小さな文字で表示したりした。NTT東はルーターと呼ばれる中継器の利用料でも、同様に不当な表示をした。

 両社はほかに「全国一律の通話料3分8・4円(税込)」などと表示したが、携帯電話や他社のIP電話にかける場合、この料金システムの対象外になることを表示しなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000055-yom-soci