記事登録
2008年07月14日(月) 23時19分

<緊急地震速報>震度2で誤発信…都営地下鉄、東武止まる毎日新聞

 鉄道事業者など「高度利用者」向けの緊急地震速報で、気象庁は14日、千葉県銚子市の震度が実際には2だったのに、「最大震度5弱以上と推定」と誤って発信したと発表した。影響で、都営地下鉄は10〜15分間、東武鉄道も約2分間、全線で運転を取りやめた。

 気象庁によると、同日午後7時41分ごろ、茨城県沖を震源とする地震(震源の深さ約20キロ、マグニチュード3.7)が発生。検知から0.7秒後に予測震度を「最大震度5弱以上と推定」と流した。

 この情報は、観測網の1地点でも加速度100ガル以上を観測すると流す仕組み。しかし、銚子市の観測点では12ガルだったにもかかわらず、地震計の情報発信の設定が10ガル以上になっていたため、誤って流れたという。

 気象庁は「人為的ミスの可能性が高く、ご迷惑をおかけしたことをおわびします」と陳謝した。【樋岡徹也】

【関連ニュース】
岩手・宮城地震:原因の断層「餅転-細倉構造帯」か
岩手・宮城地震:被災地に「ふるさと納税」続々
岩手・宮城地震:お茶わんで元気に…NPOが提供呼びかけ
岩手・宮城地震:気象庁に名称変更を要望 大崎市長
北京五輪:四川大地震が演出テーマに 総指揮は張芸謀氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000133-mai-soci