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2008年07月14日(月) 17時16分

単なる偶然とは——吉村二軍監督が告げた衝撃の采配ツカサネット新聞

衆議院議員である細野豪志氏との不倫報道から、不死鳥のごとく蘇った山本モナ。

しかし、彼女の復活の基盤となったバラエティ番組のスタッフたちは、むしろ脛に傷もつ者として、起用に旨味もあっただろうが、泣くに泣けないのは「筑紫哲也 NEWS23」のスタッフだろう。

何せ、『フライデー』がこのスキャンダルを報じたのは彼女を起用して直後のこと、彼女は結局番組を降板するが、出演したのはなんとたったの5日であった。

それが、此度のプロ野球読売巨人軍の二岡智宏内野手との不倫騒動ときたら、なんとバラエティでの仕切りの上手さなどから、再びキャスターとして視聴者の前に返り咲くこととなった、「サキヨミ」の放送日の夜の出来事であるというのだから、呆れるほかない。

しかし、真相は現時点では闇の中とも言えるので、不倫云々についてここで論じるのは避けたい。問題は、10日に行われた、二軍の西武戦だ。

本来なら翌日にも一軍昇格かと言われていたこの日、先発出場した二岡は3打数1安打の成績を残すのだが、第4打席にライトにヒットを放ち、三塁まで進んだ二岡に、吉村禎章二軍監督が告げた衝撃の采配——、

それは、「代走山本」。

二軍戦に足を運ぶ熱心な巨人党も、さすがにこの時ばかりは驚きのどよめきを上げたとか。さもあらん。

育成枠に降格して2年目の山本光将(みつのぶ)外野手は、アピールできる場はいくらあっても足りない崖っぷちの状態であると言える。しかし、この時ばかりは自分が出場することに、何とも言えない違和感を抱いたのではないだろうか。

ともあれ、歴史よりも記憶に残る迷(と言うのも失礼だが、しかし「名」と言うわけにもいかない)采配であることは間違いない。


そして、この件についての報道を見た際にふと思い出したのが、ぬ〜ぼ〜復活のニュースである。

「ぬ〜ぼ〜」は、森永製菓が発売していたチョコレートのパッケージに起用された人気キャラクターで、今年が誕生20周年にあたるのだが、この度、環境問題などを訴えていくキャラクターとして、復活しリユースされることとなったのだ。

当時の「ぬ〜ぼ〜」の人気、そして実際にお菓子のキャラクターに留まらずに一人歩きをすでにしていたキャラクター展開を思えば、それも決して不思議なことではないのだが、問題は、このニュースが我々に届けられたのが、あの田代まさしが出所した直後であったということだ。

あまり覚えておられない向きも多かろうが、発売当時、「ぬ〜ぼ〜」のコマーシャルに出演していたのが、誰あろう田代まさしであったのだ。正直なところ、狙っているとしか思えないタイミングの合致である。


もちろん、吉村監督も、森永製菓のスタッフの方も、そのような意図はなかったのだろうが、と言うよりも、むしろ迷惑しておられるのであろうが、不謹慎ながら、人の世とは何と不思議なものだと、思わずにはいられない。



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(記者:ハセガワ)

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