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2008年07月14日(月) 10時00分

誰に刺されたのか!? 山本モナ日刊ゲンダイ

●飛び交う「仕掛け説」「陰謀説」
 山本モナ(32)、あっけなく撃沈——。
 巨人・二岡との不倫騒動を起こしたモナの今後の起用について、フジテレビは10日、対応に追われた。結論は事実上の降板。モナ側が新情報番組「サキヨミ」(日曜夜10時)への出演自粛を申し出て、フジがこれを受け入れ、13日の2回目以降はモナ抜きの放送になることが決まった。
 騒動発覚後から業界内ではさまざまな憶測が飛び交った。番組を盛り上げるためのモナ側の仕掛け説が流れる一方で、逆にモナと新番組潰しのために二岡選手を差し向けたといった“陰謀説”も流れ、テレビ業界はこの話題でもちきりだった。
 もっとも、この騒動で浮き彫りになったのはフジの混迷ぶりだ。フジは民放のトップ局だが、業績が低迷する業界の先陣を切って、経費節減を徹底的に進めている。局内の消灯、警備員の削減、取材費のカットなどが業界でも話題である。
 このこととモナをキャスターに起用した「サキヨミ」のスタートは無縁ではない。同番組は安藤優子、滝川クリステルの豪勢コンビの「新報道プレミアA」を打ち切って始まったが、「A」はこのところ好調だった。

●局内の経費節減も微妙に絡み
「フジが『A』をやめたのは、安藤キャスターら出演者のギャラが高く、コストがかかるのが理由です。安藤のギャラは推定100万円。モナはその3分の1の30万円。しかも、『A』は莫大な制作費を使える報道局の担当ですが、『サキヨミ』は情報局が担当していて、報道への対抗意識から格安なモナを起用し、渋るクライアントも説得して始めた番組でした。それだけに局ばかりか、情報局にとっても今度の騒動は痛恨の一撃です」(事情通)
 制作費・人件費カットのためにモメていた報道VS。情報のバトルの末のモナの“ラブホ不倫”。フジ局内にも喜んでいる勢力がいっぱいいるということだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000001-gen-ent