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2008年07月14日(月) 21時22分

国内漁船20万隻、15日に一斉休漁…燃料高騰対策求め読売新聞

 世界的な原油価格高騰を受けて15日、国内のほぼすべての漁船約20万隻が一斉に休漁する。

 燃料のコスト高が続けば、漁をすればするほど赤字がかさむ事態も予想されるとして、漁師らが苦境を訴えるとともに、燃油値上がり分の補てんなど救済策を政府に求める。

 休漁するのは、全国漁業協同組合連合会(全漁連)や大日本水産会など17の漁業団体に所属する漁船。全漁連などによると、漁船の燃料価格は5年前の3倍になっており、「このままでは廃業に追い込まれる」という声も出ているという。

 一足早く14日から2日間の休漁に踏み切った漁港もあり、宮城県石巻市の寄磯漁港では、各漁船に窮状を訴える横断幕が掲げられた。また、北海道根室市では沿岸漁業者約300人が船外機に使うガソリンの免税を求め市内をデモ行進した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000048-yom-soci