＜新司法試験＞問題漏えい疑惑…元教授不起訴に（毎日新聞）

2008年07月14日(月) 21時28分

　昨年５月の新司法試験を巡り、出題担当の考査委員だった植村栄治・元慶応大法科大学院教授が学生向けの答案練習会を開いていた問題で、東京地検特捜部が国家公務員法違反（秘密漏えい）の疑いで捜査し、１１日付で嫌疑不十分で不起訴処分にしたことが分かった。弁護士や大学教授ら約３０人が告発していた。

　植村元教授は試験前の昨年２〜３月、同大学院生らを対象に答案練習会を数回開催。法務省の調査では、実際の出題と酷似した指導はなく、試験への影響はなかった。特捜部も「出題問題そのものを教えたわけではない」と判断した。【三木幸治】

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