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2008年07月11日(金) 09時05分

Wiki サイト作成経験は全体の約1.82%—Wiki 定期リサーチ(8)japan.internet.com

インターネットコムと goo リサーチが行った調査では、ウィキペディアの認知度は高いが、「Wiki」システムの認知度はまだまだ拡大する余地があることがわかった。

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この調査は2008年5月に続く「ウィキペディア・Wiki に関する定期調査」の第8回目である。この定期調査では、ウィキペディアおよびウィキペディアが採用するシステム「Wiki」について定期的に利用動向を探っている。

調査対象は全国10代〜50代以上のインターネットユーザー1,099人。男女比は男性53.05%、女性46.95%。年齢別は10代16.56%、20代17.74%、30代20.93%、40代16.01%、50代以上28.75%。

これまでと同様、まず、ウィキペディアの認知度を見てみよう。「あなたは『オンライン フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)』を知っていますか」との質問を行った。

「知っている」との回答は83.08%(913人)、前回の85.44%から2.36ポイント減少している。一方、「知らない」との回答は16.92%(186人)。誤差の範囲と思われるが、ウィキペディアの認知度の伸びは停滞しているようだ。

ウィキペディアは Web コンテンツ管理システムである Wiki を使ったオンライン百科事典だが、Wiki システムを使ったサービスの利用経験を聞いたところ、111人がなんらかの Wiki サービスの利用経験があると回答した。これらの回答者111人に Wiki の利用状況を尋ねてみた。

まず、ウィキペディア以外に、どのような wiki が使われているのかを見てみよう。「どのような wiki サイトを利用していますか」との質問を行った。

最も回答を集めたのは「まとめサイト」で54.95%(61人)、以下は「ゲームの攻略情報サイト」19.82%(22人)、「個人的なメモサイト」9.91%(11人)と続いた。

また「Wiki システムを利用したサイトを作成したことはありますか」との質問も行った。「作成したことがある」との回答は18.02%(20人)。この人数は全体の約1.82%に相当する。

社内 Wiki など、ビジネスでの運用が注目されている Wiki だが、一般ユーザーにおいての認知度、利用率にはまだまだ拡大の余地があるようだ。

(調査協力:goo リサーチ)

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2008年5月 | Wiki 定期リサーチ | アセントネットワークス、オフラインでも使える Wiki ソリューション「TimWiki」
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