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2008年07月09日(水) 11時54分

狂乱物価高が始まっているのかオーマイニュース

 姫井由美子参議院議員の岡山での専属カメラマンをしています。姫井議員は国会の合間を利用して 国会報告と国民の声を聞く目的で5人以上集まれば「ミニ集会」を開きます。

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 その集会に同席していますと、春にはガソリン税、暫定税率の話が中心でしたが、最近は税制うんぬんではなく、ガソリン代そのもの、原油価格そのものがなんとかならないとの意見が大多数になっています。

 そんな会話のなかで、姫井議員が冗談で、「遊びに行かずに草でも刈ったら」と言ったところ、ある参加者が「先生、草刈り機に使う混合オイルがどうなっているのか知っているのか? 昔700円だっものが、今は1029円もする。だから、ついでに隣の公用地の草も刈ってやろうという気にならない」と嘆いていた。

 夕方、市内奉還町の七夕祭りの散歩の最中、駄菓子屋で煎餅を手に取った途端、店の人がいう。

 「先生、今お買い得ですよ。来月からは揚げ油が大幅に上がるので、1枚40円の煎餅は65円になりますよ」

 そこで姫井議員は煎餅を6枚買われた。

 その近くの靴屋で、「ここは原油高の影響は直接受けるのですか?」と議員が聞くと、「先生、靴底が石油製品で出来ているため、つい先日、ここの靴底の部分の製品が100円値上げするといってきた。合皮は石油関連なので今後も値上がりは避けれないのでは」という。

 議員は陳列された製品を見て、「なんだか 高くなっている……」と独り言をつぶやいていた。

 翌日、朝市で挨拶に回っているとき、議員が私に「見て」と、ある方向を指さしました。その先には、いままで価格安定の「王様」といわれた卵。そこには「申し訳ありませんが、このたび値上げをさせていただきます」のポスターがあった。

 洞爺湖サミットでは、今の狂乱物価の原因となっているといわれる「投機マネー」の規制についても真剣に話あって欲しいと感じた。

(記者:西田 武)

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