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2008年07月09日(水) 18時37分

<北京五輪>初の「30秒ズレなし」が実現?各競技の“完全”生中継—中国Record China

2008年7月8日、中国中央電視台(CCTV)スポーツチャンネルの江和平(ジアン・ホーピン)総監は、北京五輪開催期間中の実況生中継で、これまで安全管理上必要とされていた30秒のタイムラグをなくすと発表した。さまざまなリスクを伴う実況中継における30秒の時間差放送撤廃は、中央電視台にとって初となる。

江和平総監は「これまで中央電視台が行ってきた実況中継は、放送の安全を保証するために30秒遅らせたものだった。つまり視聴者が見ている実況中継は30秒前に発生したもので、この方法は世界各国のテレビ局が採用している」と説明。「北京五輪では30秒のズレを解消して、IBC(国際放送センター)の国際信号と同じものを使用。視聴者は本物の実況を見ることになる」と語った。 【その他の写真】

北京五輪期間中、中央電視台は7つのチャンネルで各競技を中継。3000人のスタッフを投入して、全番組の放送時間は2500時間を超えるとしている。(翻訳・編集/本郷)

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