2008年07月09日(水) 12時00分
ネット全体のページビュー(PV)が下がった原因って?(R25)
インターネットを始めた当初と比べて、ネットに依存しちゃってるな〜と思うことはありませんか? あまりに普段から検索に頼りすぎて、ヒマな時に無意識に「ヒマ」ってGoogle検索してしまったり…。これは極端な例かもしれませんが、今や何を調べるにもまずはインターネットという人は多いかと思います。
ところが、リサーチ会社のネットレイティングスによると、インターネット全体の「ページビュー」(ウェブページが閲覧された回数。以下PV)数が調査開始以来、初めて減少したそうなんです。ひょっとして、みんなもうネットに飽きちゃったってこと?
「そんなことはありません(笑)。弊社では2000年から、毎年4月の1カ月間の『総PV』と『総利用時間』を調べています。確かに、今年の調査では総PVは下がりましたが、総利用時間はむしろ順調に増えています」(ネットレイティングス広報部、西村さん)
そうなんですね! でも、利用時間は増えているのにPVが下がるのは不思議じゃないですか?
「動画のストリーミングなどの『リッチコンテンツ』と呼ばれるページが増えたことが要因です」(同)
つまり、YouTubeなどの動画サイトが増えたことで、1ページを閲覧する時間が長くなり、利用時間は増えているのにPVは下がる、という現象が生まれたようです。なるほど〜。ただ、例えばブログの人気度を測るのにPVが1つの指標になるかと思いますが、サイトの人気度を測る基準ってどうなるのでしょう?
「PVが絶対的な価値を持つ時代は終わると思います。たとえば、上地雄輔さんのブログが世界で最も見られているブログとしてギネスブックに認定されましたが、上地さんのブログは1ページ当たりの文字数が少ないので、短時間にたくさんページをめくっていくことになります。それと、1ページにぎっしり情報が詰まっているブログを、PVだけで評価することは難しいですよね。これからはPVに加えてページあたりの滞在時間などが重要になるでしょう」(同)
僕は今までサイトの人気を比較するときに、公表されているPVだけを見比べていましたが、これからはそんな単純な話でもないのかも。とはいえ、この記事のPVが高くなればやっぱりうれしいんですけどね。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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