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2008年07月09日(水) 12時00分

アニヲタ格闘家長島☆自演乙☆雄一郎って何者?R25

格闘技観戦の見所のひとつが、選手の入場シーン。テーマとともに入場してくる際に選手が見せるパフォーマンスは、ファンにとっては楽しみのひとつであり、選手にとってはこれ以上ない自己主張の瞬間だ。

その入場シーンにおいて、毎回、萌え系アニメのコスプレという「強すぎる自己主張」で、ひそかに話題を呼んでいる選手がいる。現在、『MARS』のリングなどで活躍中のキックボクサー、長島☆自演乙☆雄一郎選手だ。

あるときは涼宮ハルヒや朝比奈みくる、またあるときは「らき☆すた」や「ローゼンメイデン」などのコスプレで、ノリノリで入場してくる彼の姿はどう見ても異色(しかも、入場テーマは必ずアニソン)。

また、コスプレのみならず、ネラー(某大型掲示板の住人のこと)を公言し、自身のブログでも常に不思議文体を貫くなど、カオス極まりない彼は、一体どこまで本気なのか? アキバのメイド喫茶で、ご本人にお話を聞くことに…(ちなみに、取材時の場所指定=メイド喫茶は同選手のリクエスト)。

「どこまで本気って、僕はほんまにコスプレイヤーですから(笑)。あくまでコスプレあっての僕だし、僕にとっては、『コスプレが仕事で、格闘技はおまけ』なんです。試合の前に、家でひとり新しく届いたコスチュームを着て、キャラクターに沿ったポーズやパフォーマンスを考えている時間は、最高に楽しい。コスプレしてる自分の姿? ヤバいっす(いい笑顔で)」

こだわりぶりを証明(?)するかのように、取材時も、キャリーバッグの中に3パターンのコスプレを用意してきてくれた彼。撮影用に、どのコスプレを着るかを決める過程では、メイドさんと対等にアニメトークを展開するなど、ヲタ度は完全にガチ。

しかし一方で、リング上の彼は、キックデビュー後は8戦全勝(うち5KO)。先日は、NJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)王者で、K-1トライアウト合格者の健太選手相手に勝利をおさめるなど、格闘家としての強さも本物。近い将来のK-1 MAX出場を目標にしているそう。

「例えば、僕がK-1のリングで、ヤンキーキャラで売る我龍真悟選手とかとやったら面白いと思うんですよ。ヤンキーはオタクの敵じゃないですか。ヤンキーvsオタク、面白くないですか?」

と、オリジナルプランまで披露。そんな彼が、「読者のみなさんに」と託してくれたのがこちらのメッセージ。

「入場時のコスプレのリクエストを、僕のブログに書き込んでくれるとうれしいお( ^ω^)」

最後まで期待を裏切らない自演乙選手なのでした。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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