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2008年07月09日(水) 19時06分

県参事、管理職試験で金品=校長1人教頭2人から−大分教員汚職時事通信

 大分県の小学校教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=が、管理職任用試験で4月に昇任した佐伯市の小学校校長1人と教頭2人から商品券計約110万円分を受け取っていたことが9日、関係者の話で分かった。
 教員採用以外の試験でも、不正な金品のやりとりが横行していた疑いが強まり、県警捜査2課は、県教委を中心とした構造的な汚職の実態解明を進めている。
 関係者や佐伯市教委の話では、同市内の小学校の50代男性教頭、40代女性教頭と50代の女性校長は3月下旬、別府市内のホテルで江藤容疑者と面談。教頭2人は各50万円分、校長が約10万円分の商品券を渡した。
 3人は昨年11月から今年にかけ、管理職任用試験を受験し、4月に現職に昇任した。 

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