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2008年07月07日(月) 13時15分

蒸気機関車と触れ合える青梅鉄道公園オーマイニュース

 鉄道ファンに人気の鉄道博物館。開館当初は、入場待ちや制限が行われるなど、その人気の高さが伺われます。現在では平日は落ち着き、比較的スムーズに見学できるようになりましたが、やはり土日祝日は相変わらずの混雑ぶりのようです。

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 その鉄道博物館と同じように、気軽に鉄道の歴史に触れることができるのが、青梅鉄道公園です。1962年(昭和37年)に鉄道開業90年記念事業として旧日本国有鉄道が開設し、現在は(財)交通文化振興財団が運営を行っています。

 7月3日(木)に青梅方面に向かった際、せっかくなので10数年ぶりに訪れてみました。平日の午後ということもあってか、私のほかには幼児連れの2家族と、熟年カップルが写真撮影に訪れていたのみでした。

 青梅鉄道公園の車両は屋外展示の11台。その中の1台に、日本初の鉄道に使用された「3号機関車」(鉄道記念物)があります。

 開業当時の機関車としては、交通博物館に展示してある「1号機関車」のほかは、この「3号機関車」しか現存するものがないという、かなりレアな代物です。屋根はついていますが、そんな貴重な1台を屋外に展示していて大丈夫なのかと、ちょっと心配になった程です。

 また、昭和初期製造の国産電気機関車「ED16形電気機関車」(準鉄道記念物)を始め、今では懐かしい0系新幹線「ひかり」も展示されています。敷地内の踏切は、ボタンを押すと実際に鳴って遮断機も下りるため、来園していた子どもたちが、喜んで押していました。

 敷地内にある記念館の中には、「模型鉄道パノラマ」(本物の80分の1)があり、1日5回走行する姿を見ることができるほか、100円を投資すれば、走行時間以外にも走らせることができます。また、人気の高い運転シミュレーターも1台あります。

 屋外の展示物がメインのため、雨天の際は少し不便ですが、晴れた日には記念館の屋上から奥多摩のやまやまも見え、絶景です。入園料は100円(小学生以上)と格安ですし、鉄道ファンの方、夏休みの際にいかがでしょう。

(記者:林 美幸)

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