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2008年07月07日(月) 07時50分

エビ養殖「賢い消費者になるのも大事」 長野知事会見産経新聞

 −−低炭素社会に向けて県ができる社会基盤づくりをどう考えるか

 「省エネと呼ばれる営み、減CO2(げんこつ)アクションのような、科学的に実証されている営みを続け、できるだけ広げる努力を自治体はしなければいけないと思うが、学問的に仮説としか考えられないことには、踏み進む気にはなれないのが本音」

 −−9月には任期の後半に入るが、感想は

 「行政ってものは当たり前のことを当たり前に粛々とやっていくのが一番大事。県が求められる役割を果たすために、私が適切なリーダーシップをとればいいと思っています」

 −−県会で可決された消費生活条例の実効性をあげるには

 「消費者も賢くならなければならない。表示に誤りがあるとか、うそをつくというようなものはきちんと行政も対応しなきゃなりませんが、どう考えたって、そんなの、だまされる方が悪いよという話もあるわけで、そういう意味で賢い消費者になっていただくことも大事なことだと思います。消費の話とは違いますが、話題になっているエビ養殖の投資話。『また、やっているのか』という感じで、いつまでたっても、ああいうのが続くのですね。1年で(投資額が)倍になるような話があるはずがないんですし、そんなのがあったら、まぁ、本当にまともに額に汗して働くって何なんでしょうか。もちろん、悪い奴が悪いんですけれど」

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