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2008年07月07日(月) 21時03分

<拉致被害者家族会>北朝鮮制裁継続求め、緊急国民集会毎日新聞

 北朝鮮への制裁解除に反対する緊急国民集会が7日、東京都千代田区で開かれた。主催した北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体・救う会、拉致議連のメンバーら約600人が集まり、すべての拉致被害者が帰国するまで制裁を一切解除しないことなどを求める決議をした。

 集会には家族会の飯塚繁雄代表(70)や横田早紀江さん(72)らが出席。制裁解除しないことに加えて▽北朝鮮が不誠実な回答をし、引き延ばした場合は追加制裁を行う▽被害者の所在情報を公開し早急に帰国させる▽米国は北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除作業を中断する−−なども求めた。

 飯塚代表は「(日本政府は)北朝鮮に対する『制裁解除』を簡単に口にする。これには家族も相当な怒りをもっている」と発言。早紀江さんは「万景峰号の入港禁止解除は絶対にしてはいけない。政府のだれが入港禁止の解除を指示したか明らかにしてほしい」などと訴えた。

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