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2008年07月07日(月) 13時13分

Atom搭載の「Eee PC」新モデル、日本を含むアジア数カ国で今月発売へComputerworld.jp

 台湾Asustek Computer(ASUS)の幹部は7月4日、IntelのAtomプロセッサを搭載した「Eee PC」の新モデルがオーストラリアや日本、韓国などアジア数カ国で7月中に発売されることを明らかにした。

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 Eee PCは、いわゆる「低価格ミニノートPC」に分類される製品で、新モデルは「901」「1000」「1000H」の3種類。いずれも1.6GHzのAtomプロセッサを採用しており、OSはLinuxかWindows XPを搭載する。これまでのところ、これら3モデルは台湾と香港でしか販売されていない。

 Eee PC 901は3モデルの中で最も小型で、8.9インチ・ディスプレイを搭載し、重さは1.1kg。メモリは1GBで、ストレージは12GBまたは20GBのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)となっている。台湾での価格は1万6,988ニュー台湾ドル(559USドル)。ただし、3モデルの価格はいずれも国によって異なる。

 Eee PC 1000と同1000Hは10インチ・ディスプレイを搭載し、キーボードが901よりも大きい。重さは、40GB SSDを搭載するEee PC 1000が1.33kg、80GB HDDを搭載するEee PC 1000Hが1.45kg(1000Hの「H」はHDDの意)。OSについては、Eee PC 1000がLinuxのみで、Eee PC 1000HのほうはLinuxとWindows XPから選択できる。

 Eee PC 1000と1000Hの価格は901より高く、台湾では前者が1万9,988ニュー台湾ドル(658USドル)、後者が1万8,988ニュー台湾ドル(625USドル)となっている。

(Dan Nystedt/IDG News Service台北支局)

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