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2008年07月06日(日) 12時02分

<HTC Nippon>スマートフォン市場制覇へ強気 「iPhone」参入も歓迎 毎日新聞

 パソコン機能などを備えた携帯電話端末「スマートフォン」を製造・販売している「HTC Nippon」(東京都港区)のデビッド・コウ社長が3日、東京都港区で会見し、同社の戦略などについて話した。デビッド社長は、07年6月に販売を開始したタッチパネル式スマートフォンの「タッチシリーズ」について、「発売から11カ月の間に全世界で300万台を販売した。日本でもこの成功が続くと確信している」と話し、日本でのスマートフォン市場の制覇に自信を示した。同社は、同じタッチパネル式スマートフォン「iPhone」の日本発売についても、「スマートフォンに対する関心が高まる」と、あくまで強気の姿勢だった。

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 「HTC Nippon」は「HTC」(本社・台湾)の日本法人として06年3月に設立。日本国内ではこれまでに、NTTドコモから2機種、ソフトバンクモバイルから3機種、イー・モバイルから1機種を販売。イー・モバイルから7月下旬に発売される「EMONSTER lite<S12TH>」は、iPhoneの対抗機種とされる。

 デビッド社長は、日本市場について、「パソコンの販売台数よりも携帯電話の販売台数の方が多いユニークな市場。スマートフォン市場の成長が非常に早い」と分析。「手の中にぴったりと収まるモバイル・インターネットを心がけて、さらなる革新を続けていく」と述べた。

 デビッド社長はまた、日本未発表の「タッチシリーズ」の新機種「Touch Diamond」を披露し、非公式と前置きしたうえで「新聞報道によれば、間もなく日本でも発売される予定のようです」と述べ、同機種の発売が近いことを示唆した。【内田剛樹】

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