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2008年07月06日(日) 20時17分

青森大間崎で民放取材ヘリが墜落か墜落かスポーツ報知

 6日午前11時45分ごろ、青森県大間町の大間崎付近の防波堤で釣りをしていた男性が「沖合を飛んでいたヘリコプターが見えなくなり、直後ドカーンという音を聞いた」と青森県警に通報した。県警と第二管区海上保安本部は、青森朝日放送(青森市)の取材班を含む4人乗りのヘリコプターが墜落した可能性があるとみて、海上の捜索を始めた。

 青森朝日放送によると、同社アナウンサーらが「小川航空」(本社大阪市)の運航するヘリに搭乗、帰還せず連絡が取れなくなっている。

 二管によると、搭乗していたのは小川航空の機長高下工三夫さん(57)と副機長菊池浩光さん(43)=いずれも秋田市、青森朝日放送アナウンサー木村慎吾さん(28)と関連会社のカメラマン大森真二さん(39)=いずれも青森市=の4人。

 木村さんらは同日未明に大湊基地(青森県むつ市)に向かう途中に艦内で火災を起こした海上自衛隊の護衛艦をヘリで取材するため午前11時すぎに青森空港を出発、午後2時すぎに同空港に戻る予定だった。

 同日日没までの捜索で、ヘリの機体や漂流物などの手がかりは見つからなかった。大間崎の北西約9キロの海上に薄い油膜が漂っていたが、ヘリと関係があるかは不明。

 青森地方気象台などによると、青森県の海上では5日夜から濃霧注意報が出ており、6日正午ごろも濃いガスがかかっていた。

 県警や小川航空によると、ヘリは「アエロスパシアル社」製で、高下さんはパイロット歴30年を超えるベテラン。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080706-OHT1T00189.htm