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2008年07月06日(日) 22時46分

青森朝日放送取材ヘリが墜落か アナら4人搭乗東京新聞

 6日午前11時45分ごろ、青森県大間町の大間崎付近の防波堤で釣りをしていた男性が「沖合を飛んでいたヘリコプターが見えなくなり、直後にドカーンという音を聞いた」と青森県警に通報した。青森朝日放送(青森市)の取材班ら4人が乗ったヘリコプターが消息を絶っており、県警と第2管区海上保安本部は墜落した可能性が高いとみて海上を捜索した。

 2管によると、ヘリは「小川航空」(本社大阪市)が運航。搭乗していたのは小川航空の機長高下工三夫さん(57)と副機長菊池浩光さん(43)=いずれも秋田市、青森朝日放送アナウンー木村慎吾さん(28)と関連会社のカメラマン大森真二さん(39)=いずれも青森市=の4人。

 木村さんらはテレビ朝日(東京)からの依頼で、大湊基地(青森県むつ市)に向かう途中に艦内で火災を起こした海上自衛隊の護衛艦をヘリで取材するため午前11時すぎに青森空港を出発、午後2時すぎに同空港に戻る予定だった。

 国土交通省航空局管制保安部によると、レーダー解析では午前11時40分ごろ、函館から南に約46キロ地点でヘリとみられる機影が消えた。

 6日日没までヘリの機体や漂流物などの手がかりは見つからなかった。小川航空によると、ヘリは「アエロスパシアル社」製で、高下さんはパイロット歴30年を超えるベテラン。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008070690222735.html