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2008年07月06日(日) 20時58分

<ヘリ不明>遭難取材などで事故相次ぐ毎日新聞

 取材中のヘリコプターを巡っては、これまでにも墜落や衝突事故が相次いでいる。

 最近では、04年3月に長野県南木曽(なぎそ)町の木曽川河川敷で、信越放送(長野市)に交通事故取材の飛行を依頼された中日本航空のヘリが墜落、炎上し女性記者や男性カメラマンら4人が死亡した。昨年12月には、静岡市葵区にNHK新潟放送局の取材用ヘリが給油のため飛行中に墜落し、2人が死傷した。

 一方、鹿児島県徳之島で昨年3月、陸上自衛隊のヘリが墜落し4人が死亡した。濃霧で前に山があるのに気づかず、回避行動を取らずに斜面に激突したとみられる。

 第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)などによると、6日の事故当時、青森県北部の海上には霧がかかっていた。霧などで視界が狭い時の運航は、大事故につながる恐れがある。【工藤哲】

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