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2008年07月05日(土) 08時01分

日本入国 過激勢力 独サミット暴動参加か 産経新聞

 主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に合わせて日本への入国が確認されている反グローバリズムの過激勢力の中に、昨年の独・ハイリゲンダムサミットの際、隣接のロストック市で起きた暴動に参加した疑いの強い欧州出身の男ら数人が含まれていることが分かった。警察当局は男らの監視を強化する。

 ハイリゲンダムサミットでは、自然保護や環境保全を訴える各国の非政府組織(NGO)がサミット直前、独北部のロストック市に集結し、反サミットの大規模な集会やデモを展開。デモ隊の一部が暴徒化し、警官隊と衝突して警察車両に放火したり商店街を襲撃するなど約1100人が拘束された。

 今回、入国が確認された数人は、外国機関などの情報で、ロストック暴動に居合わせた可能性が高く、暴動をあおり立てる「扇動活動家」とみられる。

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 新千歳空港で入国審査官に暴行を働いたとして、北海道警は4日、公務執行妨害の現行犯で、韓国籍のイ・グンスン容疑者(48)を逮捕した。イ容疑者は韓国の労組幹部とみられ、警察当局はデモへの参加歴などを調べる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000076-san-soci