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2008年07月05日(土) 10時01分

この人物のオモテとウラ 菊池桃子(女優)日刊ゲンダイ

 現在は2児の母でもある女優・菊池桃子(40)が、独特の“マシュマロボイス”で同年代のファンを熱くさせている。5月28日発売の新曲「恋のフライトタイム〜12pm〜」で15年ぶりに歌手復活したのだ。
 15年前の人気デュエット曲「渋谷で5時」と同様、元ラッツ&スターの鈴木雅之とのデュエットで、TBS系昼ドラ「再婚一直線!」の主題歌となっている。6月24日には発売記念パーティーを開催。鈴木が「思いっきり人妻を口説かせてもらうつもりで歌いました」と言えば、菊池も「そういう大人な遊びがあってもいい」と意味深に受け止めた。カラオケランキングも好調だという。かつて「浅田美代子と並んで歌がヘタ」とまで言われたように、決して歌唱力があるわけではない菊池に何が起きているのか。
 15歳の時、雑誌「Momoco」のイメージガールとしてデビューした。「もう逢えないかもしれない」「Say yes!」などが代表曲。26歳で五月みどりの息子でプロゴルファーの西川哲と結婚、出産。2人目の子供が小学校に上がる年齢に達したからか、最近は、「はなまるマーケット」の月曜レギュラー、トヨタ自動車の「エコ替え」のCM、ドラマ出演などで再び積極的な芸能活動を開始していた。
 そんな状況下での歌手復活で、芸能マスコミは「旦那の西川哲の稼ぎが悪いから、菊池桃子が芸能活動を再開した」という論調。
 確かにゴルファーとしての西川は、近年成績が振るわず、06年からはティーチングプロもしている。しかも子供は学費のかかる名門私立校に通っているというから、こうした噂が囁かれるのは仕方ない面もある。

●頼まれたら断れない性格で…
 しかし、義母である五月みどりが、こうした噂話に対して反論。この1月、週刊誌に「(息子の)哲にはいくつかの会社とスポンサー契約があるし、ジュニア育成機関やツアープロのコーチなど仕事もあり、むしろ金持ち。そんなことを書かれる桃ちゃんがかわいそう」と語っている。
 ならば、歌唱力があるわけでもない菊池が歌手復活を果たした理由は何か?
「突然の歌手復活の最大の理由は、頼まれて嫌とは言えない素直な性格からとみられています。その努力家ぶりは業界の誰もが認めるところ。さらに、出産を経て声質が変わったとボイストレーナーに言われたそうですが、そのニューボイスを聴いてほしいというのが、今の心境ではないか」(芸能記者)
 ここはひとつ、かつての汚名を返上しておこうということか。
 良妻賢母、しかも働き者。菊池桃子は、どこぞのママさんタレントのようにアルバイト感覚で仕事をしているわけではないようなのだ。夫の稼ぎが“回復”すれば、さらにおめでたいのは間違いない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000004-gen-ent