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2008年07月04日(金) 10時00分

国会議員所得トップ松野頼久が手放した白金の“大邸宅”日刊ゲンダイ

 昨年の国会議員1人当たりの平均所得は2580万円。前年比139万円増に押し上げたのは、15億4653万円もの所得を得ていた民主党の松野頼久衆院議員(47)だ。収入の大半が、自民党総務会長などを歴任した父の頼三氏からの相続によるもので、譲渡所得は15億1856万円ナリ!
「内訳は不動産相続に絡む売却益ですが、相続税やらに回ってしまいましたよ」(松野事務所)
 くだんの不動産は、東京・白金台の高級住宅地にそびえ立っていた敷地約120坪の邸宅だ。単純計算で坪単価1200万円は下らない価格で売却されている。
「あの土地は、頼久氏の祖父で参院議長を務めた故鶴平氏と頼三氏が62年に共同購入し、頼三氏を経て頼久氏へ受け継がれた。でも、所有権が頼三氏に移ってから10億円もの根抵当が設定され、相当の借財を重ねていたことがうかがわれます。借金の返済と相続税の支払いを考えれば、手放すしかなかったのでしょう」(永田町関係者)
 購入したのは六本木ヒルズなどで知られる森ビル。となると、ゆくゆくは白金台にも小ぶりなヒルズ登場か。
 森ビルに尋ねると、「非常にいい立地なので集合住宅などの建設を検討していますが、詳細は未定です」(担当者)とのこと。
 いずれにしても、個人が都内で邸宅を維持するのは至難のワザか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000014-gen-ent