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2008年07月04日(金) 10時00分

注目番組の視聴率日刊ゲンダイ

●「おかまキャラブーム」に暗雲
≪8.2%≫

 おかまキャラのブーム終焉(しゅうえん)を予感させる数字——。先週6月24日の「おネエ★MANS」(日本テレビ)は8.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。昨秋、番組がゴールデンタイムで放送された当初は10〜11%をキープしていたが、最近は下ぶれ傾向が強く、6月は2度も1ケタ台だった。
 そういえば、最近は昨年の流行語大賞にノミネートされたIKKOの決まりフレーズ「どんだけぇ〜」を耳にする機会もすっかり少なくなった。2丁目的なノリが飽きられ始めてきたということか。
 とはいえ、IKKOは美容家だし、植松晃士はファッション、平澤隆司はヘアスタイリストと、レギュラーはいずれもその道のエキスパート。番組が終了しても食いっぱぐれる心配はない。

●週末夜、見逃せないドラマとドキュメンタリー
≪9.7%≫

 週末夜のNHKで見逃せない番組が放送されている。
 土曜は監査法人を扱った骨太な、その名もズバリのドラマ「監査法人」。銀行とメーカー、これに監査法人の三すくみの不正を取り上げ、重苦しいながら、権力を持つ側に若手公認会計士が真っ向からぶつかる物語だ。2回目の21日は8.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)、3回目28日8.4%。裏で放送の「ごくせん」(日本テレビ)が終了したが、見るならこっちだった。
 日曜は「NHKスペシャル」で8回にわたって世界の激変する「沸騰都市」を特集している。22日の3回目はダッカを取り上げて8.6%、29日4回目はイスタンブールで9.7%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000004-gen-ent