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2008年07月04日(金) 10時00分

ドタバタ続きの「X JAPAN」に何が起きているのか日刊ゲンダイ

●世界ツアーはロンドン、台湾、パリで予定通り開催
 3月に11年ぶりに再結成され、ド派手なコンサートで話題になった「X JAPAN」のドタバタが続いている。
 6月になって流れたのが今後、予定されている世界ツアーの無期限延期情報。YOSHIKIが持病の頚椎(けいつい)椎間板ヘルニアと手首の腱鞘(けんしょう)炎を悪化させ、ドクターストップがかかったのが原因だ。
 また、下旬になってTOSHIのソロ活動をめぐるトラブルも明らかになった。これは“エコ・バンド”「TOSHI with T—EARTH」の結成・発表に関するもので、その際の不手際が理由で、訴訟沙汰までウワサされた。
 さらに、3月に行われたコンサートのギャラの支払いについても情報が入り乱れている。
 その結果、グループが再分裂の危機に陥っているというものだ。
 しかし、これら一連の問題の根っこにあるのはYOSHIKIのダウンによる世界ツアーの延期問題なのだという。もし中止になれば、再結成の失敗、収入激減というデメリットだけがクローズアップされることになるためだ。
 果たして実情はどうなのか。周辺がこう言う。
「YOSHIKIは元気でやる気満々、世界ツアーは今秋に予定通り行われます。10月中にロンドンと台湾で行われ、10月末から11月初めが東京、11月の終わりがパリです。日程が出ていないのは、まだ会場の契約を詰めている段階のため。いずれ発表されるでしょう。そんな中、延期情報で焦ったのがTOSHIで、エコバンドを結成して自分で稼ごうと動いているわけです。その際にX JAPANとTOSHIの個人バンドのPRがゴッチャになってしまい、周囲を混乱させてしまった。また、ギャラはルールに従って分配されるはずですよ」
 要するにTOSHIだけバタバタしたということか。
 もっとも、ビッグなバンドだけに今後も紆余(うよ)曲折が考えられるが……。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000001-gen-ent