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2008年07月04日(金) 20時14分

ラッパのマークの正露丸、敗訴確定 差し止め訴訟で最高裁決定産経新聞

 「ラッパのマーク」のCMで知られる胃腸薬「正露丸」を製造販売する大幸薬品(大阪府吹田市)が、似た包装で同じ名称の胃腸薬を販売するのは不正競争防止法違反に当たるなどとして、和泉薬品工業(同和泉市)に販売差し止めなどを求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は4日、大幸薬品側の上告を受理しない決定をした。大幸薬品の敗訴が確定した。
 それぞれの薬の包装は、大幸薬品では正面にラッパのマークが、和泉薬品工業ではひょうたんのマークが印刷されている。1大阪地裁判決は「図柄が異なり、両社の製品を混同する恐れはない」と判断。2審大阪高裁もこれを支持していた。

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