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2008年07月04日(金) 19時14分

<パロマ工業>回収対象なのに放置さらに20台毎日新聞

 パロマ工業(名古屋市)製ガス湯沸かし器を使用していた大学生らが、一酸化炭素(CO)中毒で死傷した事故で、経済産業省は4日、点検・回収の対象なのに放置されていた製品が新たに20台あったと発表した。これまでにも同様の製品が13台見つかっており、同社のずさんな回収作業が批判されそうだ。

 経産省は6月25日、未回収の対象機種が13台見つかったため、同社に対し、消費生活用製品安全法に基づく危害防止命令を出した。同社は再調査を実施、30日現在の結果を経産省に報告した。

 報告によると、再点検の対象機種5万2945台のうち、点検が終わったのは5759台。回収されずに放置されていた製品が33台に上った。いずれも長期間使用されていなかったという。【奥山智己】

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