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2008年07月04日(金) 20時44分

中国産ウナギを「四万十川産」=和牛も偽表示、ネット通販業者−茨城時事通信

 中国産ウナギのかば焼きを「四万十川産」と偽って、インターネットで通信販売したとして、茨城県は4日、同県神栖市の食品加工販売会社「サンシロフーズ」(解散)に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法違反で、不適正表示の是正を指示した。
 県によると、同社は2006年6月から、ネット上の物品販売サイトを通じ、中国産ウナギのかば焼きを四万十川産と表示。「ウナギ特上2枚セット」と称し、8200円を2880円で販売としていた。このほか、熊本や北海道産の和牛を「米沢牛」と偽っていた。
 同社は07年5月からの1年間で、不正に計約4000万円を売り上げたという。県が今年4月に立ち入り調査して発覚。同社は「(正規品の)仕入れが難しくなり、表示を変えないまま売ってしまった」と釈明したという。 

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