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2008年07月04日(金) 21時01分

153万件、371億円に=保険料の取り過ぎ−損保25社合計時事通信

 損害保険25社は4日、顧客から取り過ぎていた火災保険などの保険料に関する調査をほぼ終了し、結果を公表した。それによると、判明した取り過ぎの合計(見込み分を含む)は約153万件、約371億円に上った。5月時点で大手6社が約300億円を見込んでいたが、業界全体では件数・金額ともさらに膨らんだ。
 このうち、最大手の東京海上日動火災保険の取り過ぎは50万件、124億円となった。同社は経営責任を明確にするため、隅修三社長が3カ月間、報酬の30%を返上するなど、役員31人が報酬を一部返上する社内処分を決めた。
 25社が公表した取り過ぎの主な内訳は、火災保険が約75万件、約302億円。耐火性の高い住宅なのに安い保険料が適用されていなかったケースや建築年によって適用される地震保険の割り引き漏れが多かった。自動車保険では約74万件、約47億円だった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000174-jij-bus_all