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2008年07月04日(金) 16時04分

大手ファストフード店が続々値上げ—北京サーチナ・中国情報局

 4日付北京晨報によれば、北京の大手ファストフードチェーンが続々と商品を値上げしている。中国では続く物価上昇が国民の不満の種となっており、料金が目に見えやすいファストフード店の値上げは、世情を表すニュースとして大きく報じられている。

 同紙によれば、世界大手のマクドナルドやピザハットに続き、3日までに牛丼の吉野家が主力商品を0.5元値上げし、更にそれまではセットに無料でついていた小皿を0.5元の有料とした。この他、中国大手の中華ファストフードチェーンである「真功夫」も1日からセット料金を0.5元値上げしている。

関連写真:そのほかの中国のマクドナルドに関する写真

 今回、マクドナルドと「真功夫」は値上げについて「食材と人件費、燃料費などのコスト上昇によるもの」とする声明を発表し、消費者に理解を求めたが、他店では材料費を抑えるために揚げ物の衣を増やして大きくみせるなどのケースも指摘されており、実質上の値上げを行っている企業は相当数あるとみられる。(編集担当:恩田有紀)

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