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2008年07月03日(木) 02時30分

<ドコモ>3万円台の機種投入へ…社長「顧客要望に応える」毎日新聞

 NTTドコモの山田隆持社長は2日、毎日新聞と会見し、3万円前後の低価格の携帯電話端末を投入する方針を明らかにした。ドコモは現在、5万5000円前後の高機能機種と4万円前後の普及機種を販売している。ドコモは低価格機種を加えることで、低下が続く契約者シェアの挽回(ばんかい)を狙う。【聞き手・前川雅俊】

 −−シェア低下が続きドコモの「独り負け」と言われています。

 ◆独り負けとは思っていないし、ブランドも弱くない。日本で昨年1年間に販売された5000万台の携帯端末のうち2500万台はドコモの携帯だ。

 −−もっと携帯端末が安くなれば、という声もあります。

 ◆時期など詳細は未定だが、3万円前後の低価格機種の投入を検討している。顧客の要望に応え、たくさんの選択を用意したい。

 −−携帯の機能はほぼ出尽くした感じもします。

 ◆まだまだ進化する。秋・冬の新商品をめどに、携帯に通勤経路や行動予定を登録しておけば、それに応じた事故情報などを逐次、携帯に配信するサービスを始める予定だ。24時間365日持ち歩く携帯の特性を生かした生活支援サービスを考えていく。

 −−ソフトバンクモバイルが11日、米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を発売します。

 ◆アップルファンには魅力的な商品だと思う。ただし、メールが打ちにくそうだし、ワンセグやおサイフケータイ機能もない。どれだけ売れるか動向を見たい。ドコモはアイフォーン投入をあきらめていない。

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