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2008年07月03日(木) 12時53分

Gmail の利用も可能となった「Intellisync Mobile Suite 9」を発表japan.internet.com

インテリシンク株式会社は、2008年7月2日、同社の主力製品である「Intellisync Mobile Suite」のワイヤレス Eメール機能を強化した新製品「Intellisync Mobile Suite 9」を発表した。

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同日開催された発表会では、5月に代表取締役社長に就任した井手龍彦氏が挨拶と同社製品の導入事例などを紹介。同社テクニカルセールスマネージャー 高久哲良氏が新製品の特徴などを解説した。

「Intellisync Mobile Suite 9」は、マルチメールクライアントに対応し、複数のメールボックスを設定可能となった。

また、これまでの Exchange Server、Lotus Domino といったグループウェアに対応したワイヤレス プッシュ Eメール機能のほか、個人用メールボックスとして Gmail や Yahoo! メールも設定可能となり、これらのメールをプッシュで利用できるようになっている。

Gmail への対応についてテクニカルセールスマネージャーの高久哲良氏は「欧米ではバックエンドで Gmail を利用している企業が多く、今後日本で導入する企業への対応を見据えて、今回個人向けとして Gmail に対応した」とコメントしている。

またプッシュ機能は、従来の IP に比べ軽量、高速に動作する新技術「ファストプッシュ」を採用。

メール受信の際のデータ圧縮率を高めるとともに、パケットサイズを拡大することで、リアルタイム性を向上。

ファストプッシュは、Symbian S60 3rd、Intellisync Mobile Suite の ASP サービスなどに対応。Windows Mobile 端末に関しては今後対応していく予定だという。

Symbian S60 3rd 搭載デバイス向けクライアントアプリケーションは、従来の Java ベースからネイティブアプリケーションに変更されているほか、軽量化と高速化が図られている。

また、ユーザインターフェイスも刷新されており、ユーザビリティも向上されている。

話題となっているウルトラモバイル PC(UMPC)への対応として、低いスペックの PC にあわせたチューニングがなされており、UMPC でも快適に使用することが可能。

暗号化方式を従来の AES 128bit に加え、暗号化強度の高い AES 256bit に対応することでセキュリティ機能を向上。

このほか、Lotus Domino 8 をサポートするほか、Lotus Domino 6.5 以降のバージョンでは信頼性の向上が図られている。

Intellisync Mobile Suite 9 の新規購入価格は、「Intellisync Wireless Email コンポーネント」の場合、1ライセンス1万2,600円(最低50ライセンスから、税込)となっている。

出荷開始は7月31日を予定。

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