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2008年07月02日(水) 12時33分

絶滅危惧種スローロリス販売 ペット店経営者を逮捕産経新聞

 国内で流通が規制されている絶滅危惧種の小型サル「ピグミースローロリス」を販売したなどとして、警視庁生活環境課と尾久署は2日、種の保存法違反(陳列、譲渡し等の禁止)の疑いで、東京都北区田端、ペットショップ「アイランド」経営、関口正幸容疑者(54)を逮捕した。

 調べでは、関口容疑者は昨年11月、店内にスローロリス2匹を陳列し、12月12日ごろ、東京都台東区の女性会社員(40)にメス1匹を35万円で販売した疑い。関口容疑者の自宅などからは、計8匹のスローロリスが押収されているという。
 スローロリスは絶滅の恐れがあることから、国内では昨年9月から規制の対象となっている。

 関口容疑者は領収書の日付を改竄(かいざん)し、取引が規制される以前に販売したように偽装して女性に販売したという。同課などは近く、女性を同法違反(譲受けの禁止)の疑いで書類送検する方針だ。

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