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2008年06月30日(月) 13時15分

これからのフレンチは「魚×赤」COURRiER Japon + hitomedia

魚料理に合わせるなら、辛口の白ワイン──。もはや崩せない方程式と化してしまった組み合わせだが、料理人やワインの専門家からは「赤ワインやロゼでも、魚料理の新たな魅力が引き出せる」という声が上がっている。
例えば、1992年に“世界一のソムリエ”に選ばれたフィリップ・フォール・ブラックは「フランスでは一般的な“ひめじのタプナードソース”には、南仏の赤ワインがおすすめ」と話す。少し冷やし、16℃くらいにしておくのが理想的だという。
魚料理とワインの組み合わせが多様化したのには、フランスにおける魚の消費量が増えた、という背景がある。魚全体の価格は2007年に比べ2%、2006年からは5%も上がっている。パリの魚料理専門店の店主は言う。
「70年代にトロワグロ兄弟による・サーモンのオゼイユ風味・が、その珍しさから一世を風靡(ふうび)した。でも時代は変わり、家庭でも好んで食べられるまでになったんだ」

フィガロ・マガジン(フランス)より。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000000-cou-int