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2008年06月30日(月) 21時25分

<有害サイト>コミュニティーサイトの審査基準を発表 EMA毎日新聞

 携帯電話向けサイトの安全性を審査・認定する第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」(EMA、理事長・堀部政男一橋大名誉教授)は30日、利用者がコメントなどを書き込める機能を持つサイトを認定する4分類22項目の基準を発表した。審査の受付は7月中旬に始める予定。

 分類は(1)基本方針(2)監視体制(3)ユーザー対応(4)啓発・教育で、「青少年に配慮した広告掲載基準を持っているか」「目視、システム抽出などによるサイトパトロールの実施」「監視人員教育研修及び投稿禁止措置の実施」など、分類ごとに3〜7の項目と「満たすべき水準」が規定されている。全項目を満たせばEMA基準に合致したサイトとして認定され、携帯電話会社のフィルタリングから外れる見通し。認定サイトは公開される。

 EMAでは各サイトの申し込みを受けて審査・認定するほか、認定後も運用体制が維持されているかどうかを監視。維持されていなければ認定を取り消す。認定サイトにはEMAへのリンクを張り、利用者からの通報を受け付ける。【岡礼子】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000022-maiall-soci