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2008年06月29日(日) 22時23分

受験者数にも給与カットの影響?大阪府の職員採用試験産経新聞

 平成20年度の大阪府職員採用試験(大卒程度)が29日、府立大学中百舌鳥キャンパス(堺市中区)で行われた。財政再建に取り組む橋下徹知事が全職員を対象に給与月額で平均11・9%のカットを打ち出していることもあってか、受験者は採用を再開した平成11年度以降最も少ない772人だった。

 採用予定者は、19年度のほぼ半数の75人程度。受験者数は、行政職が641人(19年度比52・1%減)、技術職が131人(同48・8%減)だった。

 採用試験受け付け開始に合わせて5月に開いた採用セミナーでは橋下知事が講演したが、申込者は1420人(同37・8%減)にとどまった。

 受験者の大幅な減少について、府人事委員会は「大阪市や堺市と試験日程が重なったことや、民間の新卒採用が好調なためではないか」と分析している。

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