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2008年06月29日(日) 21時54分

橋下知事、関空負担金「やめることも辞さない」産経新聞

 大阪府の橋下徹知事は29日、同府高石市で開かれた中山太郎衆院議員のタウンミーティングに出席。中山衆院議員、渡辺喜美行政改革担当相との議論で、府民の支持があれば関西空港振興のために府が支出している負担金を削減することもあり得るとの意向を示した。

 橋下知事は、府は財政再建に取り組んでいるが、関西空港の負担金を削減することはできなかったとして、「どこまで地元が関空を支えないといけないのか。地元が金を出し、国から90億円をもらって、関空は何とか生きながらえている状態」と説明。その上で、「府民から『負担金を払うな』という声が出てきたら、負担金の支払いをやめることも辞さない覚悟でやらざるを得ない」と述べた。

 府は地元自治体や経済界とともに、「関西国際空港全体構想促進協議会」を組織。平成17年度から実施している利用促進事業の年間運営費約7億円のうち、2億4600万円を負担している。橋下知事がまとめた「大阪維新プログラム案」では、今年度は負担金を支出するとしたが、21年度の支出については「検討する」としている。

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