記事登録
2008年06月28日(土) 13時30分

「魚秀」親会社、偽装関与を否定=「中谷社長を信じていた」−ウナギ偽装時事通信

 中国産ウナギの産地偽装問題で、偽装を行った水産会社「魚秀」(中谷彰宏社長、大阪市)の親会社「徳島魚市場」(徳島市)の吉本隆一社長(66)らが28日、徳島市内で会見し、「中谷社長を信じていた。どうしてこんなことをしたのか分からない」と関与を否定した。
 吉本社長は「ギョーザ事件以来、(中国産ウナギの)売り上げががたっと落ちた。中谷社長に損をしてもいいから売れと言ったことはある」としつつも、偽装の指示や関与は明確に否定。中谷社長については「とにかく残念の一言。得意先からも慕われていて、仕事もできる男だった」と話した。
 また、県警からの聴取はまだ受けていないとした上で、「必要な書類は全部出す」と捜査への協力を表明した。 

【関連ニュース】
船場吉兆
湯木元社長ら書類送検=女将は立件見送り-牛肉産地偽装・船場吉兆
「いずれ事件の証拠品に」=神港魚類側が口止め料保管-ウナギ偽装
偽装は知っていた=中国産ウナギ偽装で-中谷魚秀社長
船場吉兆の破産手続き開始=大阪地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080628-00000056-jij-soci