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2008年06月27日(金) 12時49分

「セブ島へ英語留学」が人気上昇中オーマイニュース

 6月20日、東京・日比谷の帝国ホテルで、フィリピン観光省主催のビジネスミッションが開かれた。国内外から多くの企業が参加したほか、政界、プレスを合わせると総勢約500〜600名の一大イベントとなった。

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 フィリピンと日本の友好発展を目的に毎年この時期に行われる「ビジネスミッション」は、今年は福岡を皮切りに大阪、名古屋と来て、最後に東京での開催。

 当初、「帝国ホテル」と聞いて、日本との友好関係を目指すフィリピン観光省のイベントとしてはイメージが違うと感じていたが、実際に参加してみるとその豪華さに感嘆した。

 帝国ホテルの会場には、フィナーレにふさわしい豪華来賓が勢ぞろいした。日本を代表する筆頭ゲストには、なんとハローキティー様! 今年のイメージキャラとして大絶賛の声が挙がった。

 ほかにも、司会に元フジアナウンサーの木佐彩子さん、イメージタレントの高梨臨(リン)さんなどの“綺麗どころ”が会場に華をそえた。

 政官界からも、国土交通省はじめ関係省庁の方々が出席され、フィリピン観光省長官もご満悦の様子。豪華な料理も振舞われ、会場のムードはどんどん盛り上がっていった(来場していた人は、日本人でも顔の濃い方が多いかな……と感じたのは筆者だけだろうか?)。

 こんなに楽しく、しかも美味しいビジネスの「ミッション」ならば、来年は各都市の会場も回ってみようか……。

 会場で話題に上がったテーマの1つがフィリピン留学である。日本ではまだ「フィリピンで英語留学?」との懐疑的なイメージがあるが、お隣の韓国では、欧米に本格留学する前の準備ステップとして、フィリピンに集中留学するのが当たり前となっている。2007年度における韓国渡航者の行き先の、なんと約17%がフィリピンとのこと。

 “This is a pen.”程度の英語にも英米豪に留学し、毎月数千ドルを払う健気な日本人と違って、韓国人は日常会話が出来るまでは費用が安いフィリピンで、ということらしい。

 ただ、日本でも最近、フィリピン留学が人気を博しているという。中心になっているのがセブ島。日本でフィリピン留学を紹介している「CEBU21」の代表、趙さんに会場で話を聞いてみたところ、

「日本でも、マンツーマンの授業を組めるセブ留学に人気が集まっています」

とのことだった。

 欧米留学に比べ費用が格段に安く、食事や洗濯など寮の設備が整っている点、さらに一定料金で好きなだけマンツーマンの授業が取れる点、英語環境で集中的に勉強できる点などが注目を集めているようだ。

 ただし日本人の場合、人気を集めている本当の理由はマリンブルーに囲まれた環境で過ごす週末かもしれない。

 「遊び過ぎは英語勉強に差し支える(笑)」(趙代表)ので、こちらのほうは“ほどほど”が良いようである。

(記者:宋 育子)

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