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2008年06月27日(金) 12時39分

ひと足早く七夕の夜空、願いごとはなあに?オーマイニュース

 JR高松駅1階コンコースのイベント広場・サンステーションで、「七夕 IN さぬき 高松」と銘打った七夕飾りのイベントが6月23日に行われ、高松市内の幼稚園の年長組の園児による七夕飾りがお目見えしました。

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 飾りつけを施したのは、高松市高松町のつくし幼稚園の5歳児です。

 まず、57人の園児が6月15日まで約1カ月半にわたって県内で催された麺フェスティバルで披露したという「うどん音頭」に合わせて踊りで始まり、その後、飾りつけにとりかかりました。

 「野球が上手になりたい」
 「お嫁さんになりたい」
 「ながれぼしになりたい」

などなど、たどたどしい中にもしっかりとした字で短冊に書いた将来の夢を、園児各々が発表。そのあと、先生や駅員さんに助けられながら、2本の笹に色紙や空き箱などで作った飾りとともに願い事を結び付けていきました。

 この2本の笹のほか、高さ6メートルのジャンボ飾りも掲揚されました。色紙の輪でつなげたもので、つくし幼稚園の先生によると、たなばたの歌の2番の最初の歌詞「ごしきのたんざく」にちなんだものです。

 水色、赤、黄、緑、そしてピンクの5色のたんざくを中心に、2本の笹に囲まれて、最後はたなばたさまなど3曲を元気な声で歌いました。

 駅構内は笹やジャンボ飾り、大勢の子供たちで、まるで星が流れるようにキラキラした七夕の雰囲気となりました。今年の梅雨はひさしぶりにむしむしする天候なのですが、駅の中は一足早い、7月のさわやかな夜空となりました。

 会場では、駅利用者らにも願い事を自由に書いてもらおうと、短冊を用意しています。利用者も子供たちの元気さに目を見張りつつ、また七夕飾りを見ながら「恋愛成就」などの内容の文言を書いていました。

 このイベントは利用者に季節感を味わってもらおうと、桃の節句、端午の節句、そしてクリスマスとともに、JR高松駅が毎回、高松市内の幼稚園に依頼、園児が参加しているものです。七夕は今年で18回目を迎え、七夕飾りは7月7日まで展示されます。

 取材を終えて、記者も短冊に一筆啓上させていただきました。

 願い事は「素敵な人に出会えるように」。

 この殺伐とした世の中、例え一期一会になるかもしれません。仕事やプライベートだけではなく、市民記者として今後の願いを星に託し、駅を後にしました。

(記者:笠井 隆宏)

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