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2008年06月26日(木) 16時23分

関空負担金削減求め、橋下知事が国交省訪問産経新聞

 大阪府の橋下徹知事は26日、国土交通省を訪れ、鈴木久泰航空局長らと会談。関西空港振興のための府の負担金を減額するよう求めたが、国交省側は引き続き、地元負担への協力を依頼した。橋下知事は会談終了後、「これまでの経緯から、府だけが負担しないというのは難しい」と述べた。

 橋下知事は会談で、「地元が負担金を出さなければ、国の補助金は削られるのか」とたずね、府の負担金削減を求めた。だが、国交省側は「振興費は国と地元が一緒に出すのが前提。過去の経緯を踏まえ、引き続き地元の協力をお願いしたい」と応じた。

 府は、地元自治体や財界とともに「関西国際空港全体構想促進協議会」を組織。平成17年度から実施している利用促進事業の年間運営費は7億円で、うち府の負担金は2億4600万円。橋下知事がまとめた「大阪維新プログラム案」では、今年度は負担金を支出するとしたが、21年度については「検討する」としていた。

 一方、国は関西空港の振興費として15年度から、年間90億円の補給金を支出している。↓ また、橋下知事は文部科学省も訪問。松浪健四郎副大臣に高校の耐震化について、「府の財政は厳しい。国の財源に頼りたい」と支援を求めた。

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