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2008年06月26日(木) 16時31分

湯木元社長ら書類送検=女将は立件見送り−牛肉産地偽装・船場吉兆時事通信

 高級料亭「船場吉兆」(大阪市、廃業)の牛肉産地偽装事件で、大阪府警生活環境課は26日、九州産の牛肉を兵庫県産の「但馬牛」などと偽ったとして、湯木正徳元社長(74)と長男の喜久郎元取締役(45)、法人としての同社を不正競争防止法違反(虚偽表示)の容疑で書類送検した。
 2人は容疑を認めているという。妻で女将(おかみ)の佐知子社長(71)は偽装への関与が薄いとして立件を見送った。
 調べでは、船場吉兆は昨年3月ごろから10月ごろにかけ、福岡県久留米市の業者から仕入れた九州産牛肉を使ったみそ漬けに「三田牛」「但馬牛」のラベルを張り、104個販売した疑い。 

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