「しゃぶ菜」食べ放題の肉を使い回し（スポーツ報知）

2008年06月25日(水) 19時48分

　しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜（さい）」を運営するクリエイト・レストランツ（東京・渋谷）は２５日、今年３月から６月までの間、名古屋市緑区のしゃぶ菜大高店で一度客に提供し、残った肉の一部を別の客に再度出していたと発表した。同店は２５日、営業を自粛した。

　ク社によると、２０日に大高店に匿名通報があり内部調査の結果、調理長がしゃぶしゃぶ用の牛と豚のスライス肉の使い回しを認めた。手付かずだったと判断した場合、もったいないと考えて再利用したという。健康被害の報告はない。

　ク社から連絡を受けた名古屋市緑保健所は２５日、大高店を立ち入り調査した。市は調理長らから事情を聴き、不衛生になるとして使い回しはしないよう行政指導を行うとともに、詳細な報告を求めた。

　ク社はこれまで食材の再使用禁止の規定を設けていなかった。「食品衛生管理を徹底し、食材再使用の禁止を徹底したい」としている。しゃぶ菜は全国で２０店舗を展開している。